ピーター・ブレイク（Sir Peter Blake 1948年10月1日生）［ニュージーランド・ヨットマン］
5歳からセーリングを始め、8歳の時に父が作った最小クラスの船を与えられる。自作の一人乗りヨットを製作しヨット操作に熱中する。大学では電気工学を学び、卒業後にイギリスへ渡る。その後ヨットのデザイナーとなり、1973年にプロのセーラーとなった。
1977年からウィットブレッド世界一周レースへ参戦し1989年に優勝。1994年にジュール・ヴェルヌ・トロフィー（80日以内世界一周無寄航ヨットレース）を獲得し、当時の世界最高記録74日22時間17分22秒で優勝する。1995年にはヨット界への貢献により英国女王からナイト爵が与えられた。
1992年よりアメリカズカップへ参戦し、1995年大会にはチーム・ニュージーランド代表として、NZL-32艇を操作し優勝。アメリカズカップをニュージーランドへ持ち帰る。2000年大会でも防衛に成功する。2000年大会を最後に同チームを離れる。
その後は、国際連合環境プログラムへ参加し、地球環境問題へ取り組みを見せる。2001年12月、国連の環境調査のためブラジルアマゾン川流域を視察中に海賊に襲われ、射殺された。
ピーターは海賊に襲撃された際に、シロクマの危険から守るための護身用ライフルで反撃したが、海賊の発砲した弾が肺を貫通し、出血多量で亡くなった。ピーターがクルーを守るために取った勇敢な行動を称賛する一方で、行動を感情にとらわれた愚かな行動と非難し、盗賊に素直に金品を渡していれば、誰も傷つかなかったと指摘された。葬儀には8000隻のヨットが湾に集結し、3万人が参列した。
2001年12月6日死去(享年53)
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