2011年6月27日、インドで12歳の少女が、病に苦しむ父親と兄に自らの臓器を捧げるため、服毒自殺するという痛ましい出来事が起きた。だが、無念にも少女の遺書が発見されたのは荼毘にふされた後であった。 インド西ベンガル州に住む12歳の少女ムンピー・サーカーは、視力を失いつつある父と腎臓を患う兄が手術を切望しながらも、経済的な理由から諦めざるを得ないことに胸を痛めていた。そこで彼女は自分が死ねば、眼球と腎臓を提供できるうえ、将来家族に結婚持参金を負担させる必要もなくなると考えた。 ムンピーは2歳年上の姉に計画を打ち明け、一緒に命を断つよう説得を試みるも、冗談だと思った姉からは相手にされなかった。それでもムンピーの決心が揺らぐことはなく、彼女は家にあった有機塩素系農薬を摂取し、農薬中毒で死亡した。 ムンピーが火葬された翌日、父親は彼女のベッドに置かれた遺書を発見。その遺書は、自分の眼球と腎臓が父と兄に移植されるよう念を押すものであった。しかし、時すでに遅し。皮肉にも、彼女の死の直前には、政府が兄の治療に補助金を支給することを決定していたという。いずれにせよ、ムンピーの臓器は服毒によって破壊されていた可能性があり、移植は困難だったとみられている。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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