3/6ﾍﾟｰｼﾞ目 昼休み、俺は藤ヶ谷と一緒に屋上にいた ──すると突然ドアが開いた 「おーっす」 それは二階堂だった 「二階堂じゃん」 「宏光～太輔～よく聞いて、 俺、放課後２人になるからそん時にまちゅかに告る」 「「………………」」 その言葉に俺ら唖然 「じゃーなっ」 それだけ言うと二階堂は出て行った 「………決めた」 すると藤ヶ谷が呟いた 「藤ヶ谷どうした？」 「俺、絶対二階堂には渡さねぇ 俺も今日、二階堂が告る前に告るから」 藤ヶ谷の目は本気だった いつも俺たちバカみたいな争いしてるけど 本当にまちゅかが好きだ だけど俺には二階堂や藤ヶ谷みたいにまだ告白する勇気はない ──でもこのままだと、なにもしないまままちゅかが誰かのものになるかもしれない 「…んなのぜってぇ嫌だよ」 決めた……… 俺も告る 結果は分かってる だけどやってみなきゃ分からないから 「おまえもその気になった？」 藤ヶ谷がニヤニヤしながらこっちをみてきた 「……あぁ」 「お互い頑張ろうな」 そう言って藤ヶ谷は屋上を出た ────────── 「………よし」 鏡の前で前髪セッティングして、何回も飯田に向かって練習した 俺、藤ヶ谷太輔いまからまちゅかに告りに行きます 教室に戻るとまちゅかは帰る準備をしていた そこを俺は引き留めた 「なーまちゅかすぐ終わるからさ～ いまからちょっとこっち来てくんない？」 『いいよーなにか知らないけど(笑)』 そして空き教室まで来た 『……藤ヶ谷どうした？ いつになく真剣じゃん(笑)』 「……まちゅか…俺と… 俺と付き合って下さい」 深々と頭を下げる 結果は分かってる _ [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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